犬を迎えるならどのお店？P’s-firstは信頼できるペットショップなのか？

新しく犬を迎える時の主な4ルート
ペットショップにいる犬の状態はどうなのか
販売の仕方やサービスの案内は適切か？
ワンコお迎え決断までの経緯
任意と知らずにフルコースで入った補償関連
連れ帰ってからの仔犬の状態に不安は残った
P’s-firstのアフターケアはすさまじい！
P’s-firstは問題ない優良なお店だった

新しく犬を迎える時の主な4ルート

犬を家族に迎えたい！そう思った時に選ぶのはどのルートでしょうか。

ペットショップ
ブリーダー
保護犬
知り合いから譲り受ける

我が家には現在3匹の可愛いわんこがいます。1匹目はブリーダーさんから、あとの2匹はペットショップでの突然の出逢いで迎え入れることになった犬たちです。

ブリーダーさんから迎えた初めてのわんこがとても健康で育てやすく、本当に問題のない子でした。性格もひたすら温和で誰に対しても懐こく、病気知らず。こんなに素晴らしいのに価格も80,000円前後という信じられない安さでした。

ペットショップにいる犬の状態はどうなのか

ペットショップから犬を迎えたことのない我が家にとって、1番の不安だったのは「このお店の犬は大丈夫？」という点でした。

2匹目を迎えたお店はCOO&RIKU。あまりにも可愛い仔犬に、我が家の家族全員がノックアウト。ただ、すぐに決めるには不安が拭えませんでした。

COO&RIKUについて調べると、病気の子が売られていると出てきます。あまり評判が良くないのです。

それでも可愛くて何度も何度も通い、最後は迎えずにいられなくなりました。その時の子はチョコレートダップルのミニチュアダックスの女の子。

しばらく食が細くて大変でしたが、とても健康で性格も大人しく甘えん坊の可愛いわんちゃんが仲間入りしました。

そして3匹目との出逢いはP’s-firstでした。シェーテッドイエローのカニヘンダックスの女の子です。

それでもまだペットショップに対しては、本当に健康な子を売っているのか？問題があっても隠しているんじゃないか？と疑心暗鬼なままの私たち。

P’s-firstについてもネットで調べてみると、いろんな意見が出てきます。このお店で買ってはいけない！などの情報も目について、とても不安になりました。

お店にいる犬の本当の健康状態は、どうやっても知ることはできないと思います。気になる点を確認しても、お店の方はうまく言って逃れます(言い方は悪いですが)。

この3匹目については、見せてもらった時に二点気になるところがありました。

一つは咳をしていた事。もう一つは左目の方が開け方が弱いのかなんとなく小さく見え、目やにで目の下が濡れていたこと。

どちらもお店の方は軽く受け流すような返答でした。「いま見学されて興奮しているから咳が出ただけで普段はしてない」「医師の健康チェックを受けていて目は特に問題ない」

そう言われたらこちらも素人なのでそれ以上の追求はできません。ここで不安なら飼うことを諦めるしかない…あとは飼うも飼わないも自己責任というわけです。

ここの判断がいちばん重くて難しい。それが命を預かる責任の重みですね。

販売の仕方やサービスの案内は適切か？

販売の仕方については、今回のショップでは接客がとにかく急ピッチで進められました。ケースの前で見ていた私たちに、すぐさま交流の誘いかけ。あっという間に店内にサークルが用意され、ワンちゃんが放たれました。

「買わないとこの子はすぐ売れちゃいますよ」と言わんばかりのオーラは凄かったし、買わないと後悔するという思考に促され続けます。

代わる代わる膝の上に乗せられて、これでは愛着が生まれない方がおかしいよねというくらい接触。飼うとなったら現実的にかかる費用やその他の付帯事項については話がないまま、ただただ「飼いましょ、オススメですよ♪」のオンパレードでした。

本来なら、販売するにあたり、本体価格はこれですが他にこれが必要になりますという説明があって然るべき。そしてその付帯するサービスの加入が任意だということもきちんと説明すべきところですが、それについては一切ありませんでした。

我が家が3匹目だからということで、店員さんも説明義務を怠ったのかもしれません。わかっているものと解釈されたのかも。でも犬は3匹目でもP’s-firstは初めてなのです。どんな販売契約になるのかなんてこちらは知る由もありません。

ワンコお迎え決断までの経緯

とにかくこの日、犬を新たに飼うつもりで出かけたわけではなかったので、一旦保留にして店を出ました。

1万円預けるとお取り置き状態にしてもらえるというのでそうしました。この1万円はもちろん、どちらの結果でも返却されます。

一旦お店を離れ、家族と相談しました。予定外の3匹目。でも3匹目はいずれ欲しかったこと、惹かれる子に出逢ったことが全員の背中を「飼う」方向へ押していました。

そしてこれはホントにうまくできているなと思うのですが、ちょうどほんの少しだけ家計に見通しが立っていた時期でした。一時的なものなんだけど、飼う余裕があるかもと思う要素になったのは間違いありません。

さらに決定打となったのは他のお客さんの存在。再びお店に戻るとなんとあの子が他のお客さん家族に囲まれて女の子の膝の上にいるではないですか！

「保留にされてるお客様からキャンセルが入ったらすぐご連絡しますね」という声が聞こえてきます。我が家のことです。これを聞いて焦り出したのは娘たちでした。ここで決めないと二度と我が家にはやってこない！！！

それもこれもすべて、縁というか運命というか…この子を迎えるのは決まっていたことなのかも。

任意と知らずにフルコースで入った補償関連

正直、これについては今でも納得できていません。

P’s-firstには『ほっとサポート』という、生体補償や健診等のサービスチケットが付くパックがあります。購入契約時、これには加入が必須のような話の持っていき方をされました。

おそらくこちらからハッキリと「任意のものですか？」と聞けば正直に答えてくれたであろうとは思うものの、実際大きな買い物に緊張している状態でそこまで気は回りませんでした。

言われるがままに、アレがいくらコレがいくら…と加算されていきます。

生体価格495,000円にあれこれ付加された最終額はなんと700,000円にもなりました！恐ろしい〜…

さらにこれを、「分割なら安いですよ！」と気軽に最大回数で勧めてきます。ここは絶対冷静に判断しないといけません。なぜなら、回数を増やして一回あたりの支払いは軽くても、ものすごく大きな利息がついています。その額は万単位です。話に乗せられることなく、経済的な状況に合わせて一番合理的な支払いを選択するべきです。

我が家の場合は先住犬がいる事がわかっていたのでおうちセットは提示されずにスルーできました。ケージも何もかも家にあるからです。ほっとサポートとフードセットは、まるで「付けるものです」と言わんばかりの進め方で内容の説明もそこそこ。こちらも半ば諦めて聞いていたので「任意」かどうかの質問に至れませんでした。痛恨のミスです。

とはいえ契約が終わり箱に入れてもらったわんちゃんを連れ帰るあの時間の何とも特別なこと！本当に幸せが全身から滲み出ているような気分です。

箱に入れる前、ワンコはお店のスタッフさん全員のところを回ってお別れの挨拶をしていました。その点は、温かくて良いお店だなという印象でした。

連れ帰ってからの仔犬の状態に不安は残った

契約した補償には疑問が残ったものの、何はともあれ当のワンちゃんが肝心。とても元気に家に着き、先住犬にも懐こくケージ越しに寄り付き、良いスタートに思えました。

ケージの中ではトイレも完璧！一度も失敗しません。

ところが日を追うごとに咳がひどくなりました。咳をして吐くこともありました。ご飯を残す時もあったり…やはり3匹飼えば3通りに違いがありました。

違いがあるのはわかるけど、咳はやはり心配です。ケンネルコフかなと思い始めると不安がどんどん募り、病院に連れて行くべきなのか迷い始めました。

P’s-firstは購入後毎日のように電話をくれました。LINEでも話せました。先住犬との写真を送ったり無事に馴染んでいる様子を伝えて、咳やご飯の食べ残しなどについても相談させてもらいました。ところがここでも「お店では咳はしてなかった」の一点張り。もはやそこはどちらでも良くて、対処法を教えてほしくて相談していましたが、この対応がかえって不信感になりました。

咳については最終的に病院へ行き、風邪っぽいですねと言われ薬をもらってきました。飲み終わる頃には治りました。

目の方は変わらず目やにで目の下が濡れていて、ふとしたときに「左目が小さい？」と感じます。ただこれも病院で診てもらって様子見で良いと言われたので、今のところこの子は問題なく健康体のようです。

実際、一瞬たりとも止まれない！と言っているかのように動き回りはしゃぎまくりなわんこ。先住犬に嫌がられてもしつこくアタックしていくほど元気です！

P’s-firstのアフターケアはすさまじい！

今回初めてP’s-firstからわんこを迎え入れたわけですが、驚いたのはそのアフターケア。初めの数日間は店舗から毎日電話が鳴りました。その後も定期的にずっとメールが届きます。このメールはおそらく自動配信のものなのですが、文中には名前が反映され、月齢に合わせた内容がとても響くのです。今ごろこんな事してませんか？みたいな内容だったり、そろそろこんな事を気にかけましょうといったアドバイスだったり。月齢に合わせたタイミングで届く情報はたいへん有用でした。

さらに、折を見て色々と届きます。中でも驚いたのはワンコの名刺！