リフォームで決めるものは何か
設備関係と内装等
リフォーム計画がスタートすると、決めることがたくさん出てきます。大量の選択肢の中から探し出し選び抜いて決める作業です。
大まかにいうと設備関係では
- キッチン
- 洗面台
- 浴室
- トイレ
内装やもう少し細かい部分だと
- 各部屋のドア
- 床
- タイル
- 壁紙
- 照明
- 収納
さらにインテリアまで考えると
- カーテン、ブラインド
- 家電
- 家具
- 時計やゴミ箱
- その他もろもろ細かいもの
今あるものを引き継ぎつつ、新しい物を選んでいく…という果てしない作業です。
イメージを決めて、ショールームへ
打ち合わせをする度に決めるアイテムは増えていきます。
まずはアイテムごと・空間ごとにどんな雰囲気にしたいのかイメージを固めます。本や雑誌を見たりネットで検索したり。今はネットで画像を検索できるので、好みの雰囲気が見つけやすいと思います。
イメージに合う写真が見つかったら、その写真のどの部分が自分のイメージにフィットしたのかを考えます。例えば、いいなと思う洗面所の写真を見つけたら、色合いが好きなのか、デザインが好きなのか、配置が好きなのか…などを細かく自問自答すると良いと思います。自分の好みがはっきりしてくれば、次は実際の商品探しです。
メーカーからカタログを取り寄せたり、メーカーのHPを見たり。自分のイメージに合う商品を探していきます。見つかったら実物を見にショールームへ足を運びます。
一度では済まないショールーム巡り
商品は実際に、メーカーのショールームで確かめます。
カタログとは色味や質感が違ったり、イメージしていた使い勝手と違ったりしないよう確認。アイテムごとの相性を実際に合わせてみるのもショールームは便利です。例えば候補にしている床のサンプルを持参し、キッチンの面材と床のフローリングの色を合わせて確認したり等もできます。
細かい色合わせは面倒に思えるかもしれませんが、完成した時の空間の統一感を手に入れるには絶対に必要な工程だと思います。同じ系統の色でも微妙に違うと合わないと感じる場合があります。個人の感覚の範囲で「合う」と感じられればそれでOK。必ずサンプル持参で確認をオススメします!
一方、決めたアイテムに変更の必要が出れば、何度もショールームへ行く日々になります。選んでも打ち合わせでNGが出ることもしばしば。サイズ感や諸々の問題で使用できない場合があるのです。
こんなに何度も??と思うほどショールームへ行ってはプランが変わり…の繰り返し。
もうこんなことなら、全て決まるまでショールームに住んでしまいたい!!と思うほど、平坦な毎日が嘘のように激変しました。
家づくりといえばまずキッチン!?
キッチン選びは女性の夢!こだわりを見つけよう
キッチンもまずは自分のイメージや好みを見定めるところから。
見た目の雰囲気、使い勝手、細部まで考えていくと選択肢は膨大です。メーカーはどことどこがあって、どこの雰囲気が自分の好みで…と調べたりカタログ請求したりから始まります。
ところが我が家の場合は母オススメのキッチンを見に行くところから始まりました。自分の好みを考える以前に、どうしても自分の使っているキッチンをオススメしたい母の存在が前に出てきてしまったのです。
そのオススメはTOTOクラッソ。実物をショールームで見て、その高級感や美しさは良くわかります。でも、こんなに高いキッチンは買えないと思いました。自分の求めるものと違うと思ったのです。
私にとって今回選ぶキッチンは、個人的な使い勝手の良さと見た目の好みが合うことだけで良かったのです。
TOTOの次はLIXILのショールームへ行きました。
LIXILでも、選択肢の中から気に入る物を全て選べば結局高いのは同じ。でも値段の割に、コレだ!!というほどは気に入るものがありませんでした。
最初の段階でメーカーを調べたりその中から商品を絞ったりという過程を通過できなかった私は、TOTOとLIXIL以外にどこにキッチンが売っているのかがわかりませんでした。
さらに母から勧められて見にいったアドヴァン。ここにはこれまでイメージしていた雰囲気のキッチンとは真逆だけど惹かれるキッチンがありました。でも…ものすごく高い。゚(゚´Д`゚)゚。予算を考えたら、とてもじゃないけど選べません。
TOTOクラッソで仕様を最低限にして費用を抑える、もしくはLIXILで妥協したアイテムの組み合わせで選ぶ…そう諦めかけていた時、ちょっと怖くなりました。こんな高額な品物をこんなに妥協して選ぶなんて。
やはりもう一度初めから、きちんと探さないと!
キッチンに求めるものは何か
一度落ち着いて、自分にとってのキッチンを考えました。
何が必要で何が不要か。どんなキッチンなら気分が上がって楽しく暮らせるか。
私に必要なキッチンはこんなキッチンでした。
- デザインは凹凸の少ないすっきりした掃除のしやすいデザイン
- 仕様するパーツはオール白✖️シルバー(ステンレス)
- 収納はかなり多めが希望
- 便利機能や細かい収納等の工夫は要らない(パタパタくんのような工夫はあえて不要)
- 収納も掃除がしやすいざっくりとした大きさ
- 手元から足元まで無駄なく収納スペースになっていること
- 広い調理スペース
- 天板とシンクの境目等、カビの原因になるような継ぎ目がない(一体が希望)
- 掃除しやすいIH
- アイランドキッチンで、リビング側はカウンターではなく収納が希望
- 手元近くにコンセントが欲しい
- キッチンのゴミ箱はできる限り大型で、通路に置かず収納したい
- 換気扇も白、無理ならシルバー色
- できれば希望イメージはフロートタイプ
細かく考えていくと、見た目の雰囲気だけでなく自分の希望するディテールがはっきり見えてきました。
果たしてこれにできる限り沿うようなキッチンはあるのか??それを探していくことになります。
あった!私の理想のキッチン!
イメージに合っていて予算にも合うキッチン、なかなか簡単には見つかりませんでした。希望が細かすぎるのか…そんな夢みたいなことは無理なんだろうか…
疲れすぎて、妥協の2文字がつきまとうようになったある日。
それは本当に偶然、徘徊していたスマホの画像検索で出会えました。
私の欲しかったキッチンは、TOTOでもLIXILでもありませんでした。「しっくりこない」という思いを抱えて無意識に画像検索していたら出てきたイメージ通りのキッチン…パナソニックにありました!
諦めずに探し続けて、イメージ通りのキッチンを見つけることができたのです!
私がほしかったのはこれ!まさにこのイメージです!!
床から浮いているような佇まいで、白くて角ばっていて無駄な取っ手や装飾が一切ない。
変にキラキラしてないし、ただただ単調で飾り気がなくて、「無」のような静かな存在感。。。
ここまでイメージと好みに合致するものがあったことに逆に驚きました。
そんな私の理想100%なキッチンは、パナソニックのラクシーナでした。
写真はショールームで見た最上級グレードのLクラスのものですが、一番低いグレードのラクシーナでもこんな感じのフロートタイプのアイランドにできることが、調べていてわかったのです。
色もこれと同じ、お豆腐みたいな四角い白がいい!!
初めてパナに見に行った時に、実はこれを見ていたのです。その時に憧れて撮ったのがこの写真。その時は、これは最上級ランクだからちょっと無理だねと、記念撮影だけしてすっかり頭から去っていたのです。まさかの低いグレードの商品で実現できることがわかり、その瞬間、本当に一瞬で心が決まりました!
たとえLIXILより高くなったとしてもこれが欲しい、そう思って決断した結果、TOTO・LIXIL・パナソニック3社の中でどこよりも安く見積りがあがってきました。好きな仕様を全て盛り込んだというのにです!
ではLクラスのキッチンとの違いは何なのか…例えばLクラスだと、天板すべてを薄いフラットなものにできるそうですが、(↓こんな感じ)
私の選んだラクシーナではこれ↓になるそう。手前に少し下がる感じになります。そこまでこだわりはないのでこれで十分。というか、すごくきれい!
しかも私は下の面材もすべて白を選ぶので、大して気にならないと思いました。もちろん薄い一枚が綺麗なのはわかりますけどね♪
他にも選べる面材等、選択の幅がLクラスとの違いだったと認識しています。
無事に心の底から気に入るキッチンに出会えました。
LIXILで、なるべく無難な価格帯のもので決めるしかないのかと、絶望しそうになりながら撮りまくった大量の扉見本の写真が残っています…。
一時はそこで決めようとしたことを思うと危うかったけど、本当にあきらめなくて良かった…。LIXILのシンクが好みじゃなさすぎてどうしょうもなく気分が落ちたりもしましたが、ラクシーナを見つけた時は興奮しました。出会えてよかった(*´∀`*)本当にネット情報ありがたいですね。すべてが叶うものがあるんだ!という喜びを噛みしめました。そして値段も安い(笑)
リフォームにあたって、やっぱりキッチンが一番の肝かなと思っていたので、難関クリアした気分。
Panasonicラクシーナのキッチンに決定!
こうしてキッチンは、パナソニックのラクシーナ、フロートアイランド型に決まりました。
- 面材:30番マットホワイト
- 天板:グラーノホワイト(標準仕様)
- 取っ手:ライン取っ手
- 食洗器:深型
- 水栓:スリムセンサー水栓 浄水器一体
- オプション:手元コンセント
- リビング側:収納仕様
- フード:ホワイト(天井の事情により他メーカー)
- コンロ:トリプルワイドIH(グリルなし)
ガスとIHどちらにする?
コンロに関しては、ガスとIHで非常に悩みました。IHは火力が弱いので、料理をよくする人には不向きだと、誰に聞いてもそう言われたから。
でも私、料理あんまり好きじゃない。しかもこれから子どもも離れていくような時期で、そこまでガッツリ料理をするかといったら疑問。
それよりも掃除のしやすさを取りたいということでIHを採択しました。使い勝手はそれに慣れるだけだろうと思って決断。
IHなら迷わずこれ!と選んだコンロは、パナソニックにしかなかったトリプルワイドIH。3つのコンロが横並びにあるので、奥の小さいやつ使いにくい〜!というのが無くなります。魚焼きグリルは付いていないのですが、この20年ほとんど魚焼きグリルは使っていない我が家には逆に要らないかな?と思いました。魚はフライパンで焼けるし、お餅もトースターやグリルパンなどで対応します。
必要?コンロ前のクックスクリーン
そんなこんなで見積もりに上がってきたイメージ図はこのキッチン。
ショールームの担当さんの間違いでコンロ前のクックスクリーンが付いてプランが上がっていました。その後、さらに現場でも勘違いが起こり、クックスクリーンは付いて完成していました。
なるべくスッキリ、余計なものは付けない方が掃除が楽と思っていた私。ショールームで相談したら担当さんも同意見で、油はねはそこまで気にならないだろうということでクックスクリーンは外すことにして話を終えたのです。
このスクリーンのガラス面や細かい隙間を掃除するより、コンロの向こうの床を掃除する方が、ただの平面で楽なんじゃないかな?と思っていましたが、実際は付いていて良かったです。ガラス面にハネた汚れを見るとそう思いました。
右往左往してたどり着いたこのキッチンは完璧!かなり満足度の高いものになりました(*´∀`*)
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