スケルトンリフォームを決断!業者選びと、一番楽しい間取りの検討。考え抜いたら理想が叶った!

引越し・リフォーム 【引越し・リフォーム】

リフォームを依頼する業者を決める

何を重要視するか

リフォームにあたり、重要視すべきは「こちらの希望を理解してくれること」「センスが合うこと」。もちろん技術と豊富な知識は大前提として必要です。

我が家の場合は依頼する業者は二択でした。
マイホーム売却を依頼している三井不動産の系列か、身内に知り合いのいるスターツ。2社に現地視察と間取りプランを依頼し、比較することになりました。

比較の基準

比較にあたって検討した点は

  • こちらの希望に対しどれだけ前向きな理解を見せてくれるか
  • 現地で出てきたワードに否定的な印象はあったか(これじゃ○○はできない、など)
  • 施主支給等にも柔軟か
  • こちらの好みが端的なワードでも伝わっている感じがあったか
  • 人間的な相性

特に私の中で初めからひっかかっていたのは「実家を面影なく変えたい」という要望への反応でした。実家なのに…?という態度を見せられたらそこでアウトだと思っていました。

幸いどちらもそういう感じは受けず、三井さんは淡々と聞き入れる感じ、スターツさんは「事情があるんですね?わかりました^ ^」という空気を出してくれました。

比較したかったもう一つの点は間取りプラン。
ところがそれぞれに持ってきてもらった図面プランを見てびっくり!なんと、あらゆる配置が同じだったのです(・Д・)4つの部屋割りも、キッチンや浴室の場所、トイレの場所まで!

リフォームだからある程度は似るでしょう?というレベルではありません。スケルトンなので元の状態のキッチンの位置とは全く違う場所にキッチンを持ってきているというのに、丸ごと同じなのです!

そのため、図面プランでの比較はできませんでした。

結果的に何で決定したのか

結果的には、担当者との相性で決めました。
話していてスムーズで、楽しく、理解してもらえている感じを受けたことや、こちらの希望に対してピンときてる感じを受けたこと、前のめりに一緒に作ろう感があったことなどが決め手です。

例えば…
リビングの窓はウッドブラインドが良くて…といえば、「あ、やっぱり?」と返ってきたり、
壁と天井は丸ごと同じクロスにするつもりで…といえば、「あぁ!いいですね」ときたり、
ルーバーを玄関につけたくて…といえば、「ルーバーね!わかります!」のような。

こちらが選びそうなものが想定済みだったかのような反応をされたことで、センスが近いかもと感じました。

リフォーム業者、決定

好条件であるとともに、身内の知り合いであることもプラスされ、安心感を持ってスターツに依頼を決定しました。

営業さんも建築士さんもどちらも男性。
営業さんは慎重派のお堅いタイプで、要望にも一つ一つ慎重な返答をする方。もう一人の建築士さんはとても物静かで口数少ないのだけど、すごくセンスが良くて柔軟な対応をしてくれる方。

なるべく早い時期での完成&引っ越しを目指していることを伝え、協力を仰いでリフォームはスタートしました。
依頼業者の選び方で重要なのは、現場で指示を出す人の感性が自分と合うかという点ではないかと思っています。

実家をスケルトン解体&リフォーム

スケルトンの自由と制限

実家を新居にすることに決めた際、譲れない条件だったのが「スケルトンリフォーム」。
なぜスケルトンなのか。それは、実家に対するたくさんの複雑な思いがあったから。実家で過ごした幼少時代を思い出すような光景の中で暮らすことはストレスだと考えたからです。

スケルトンリフォームは相当なお金がかかります。壁も全て取り払ってゼロから作るからです。逆に言えば、全て自由。間取りも自由に変えることができるということです。

ただし自由にいかないこともありました。それは水回りの場所と天井高。元あった場所からキッチンを移動したいという希望を通すことがとても困難でした。

雰囲気を変えた結果、天井高が低くなる

キッチンを移動しないと家自体の雰囲気が変わらず、間取りも似たようなものになるため内装を変えるだけのリフォームと同じになってしまう…無理を通してもらった結果、天井高が少し低くなるのと引き換えに、叶えることが出来ました。

家の端にあったキッチン、家の中心にあるリビングの脇にあった洗面所、浴室、トイレ。これらを近い場所でなんとかしないとなりません。
考えてもらったプランは、家の中心にリビング〜キッチン。浴室の排水から引っ張ってきてキッチンにつなぐという方法。
そのためにはキッチンから排水する勾配をつける必要があり、勾配をつけるには床を上げなければならず、結果、天井高が低くなることになりました。

間取りを決める

大まかな間取りはすぐに決まる

一番重要な間取りについて、大まかには一瞬で決まりました。
業者選びの際、2社から全く同じ間取りプランを提示されたことで、「こうしかできないし、これがベストなんだ」と思えたからです。

私の必須条件は、かつての実家を思い出さないくらい面影のない状態に変えること

それを実現するためには、何かを大きく変えて印象をガラッと変える必要がありました。なんとなく、変えられそうなところと無理そうなところが打ち合わせの中でも感じられ、
・お風呂を動かすのは難しい
・トイレも元の位置の周辺しか無理
というのは理解していました。

そうなると、素人が考えてもこうだろうなというのがなんとなくわかります。
そんな中とても前向きに考えてくれた案が、2社の持ってきてくれたプランだというのもすぐにわかりました。そしてその案は、悪くない間取りでした。

実家はもともと3LDK。
家の端の奥まったところにキッチンがあったのが、そこは居室に変わり、キッチンはリビングに繋げるように設計されていました。
配管を浴室のところから伸ばしてくることで実現していました。
おそらくこれが最大限の可能性。つまりキッチンはここなのです。

それを中心に割り振っていくと、自ずと4つの居室の割り振りも決まってきて、もうあれこれ考えることもなく大体の位置関係は確定しました。

4つの居室。子ども部屋だけでなく大人も一人ずつの部屋を持つことも、今回のリフォームの要望でした。私は今まで部屋がなく、いつもリビングで自分のことをしていたけれど、私だって一人の部屋で誰にも気を遣わず一人の時間を過ごしたかったんです。だから4つ、部屋を作ってもらいました。

さらに理想のキッチンにするには少し間取りを変更したい…

大まかな間取りが決まった後、実際の細かい希望を叶えるための作業に入ります。
収納量を考えて調整したり、置きたい家具があればそれに合わせてもらったりの微調整です。そんな中で最後まで諦められずもがいたのがキッチンでした。

キッチンはできればアイランドキッチンにしたかった私。
プランではペニンシュラになっていたキッチンを、なんとかならないかとパズルのように図面上で動かし続けること数日…
ちょっとずつスペースを譲り、視点と発想を変えて場所を作り、とにかくまずはキッチン優先で考えていくうちに案が浮かびました。

アイランドキッチンにするために融通したのは、廊下と居室(娘の部屋)でした。
まず娘の部屋の収納を無くし、洗面所をその位置までずらすことで、キッチンの広さを確保しました。さらに廊下を削り娘の部屋に組み込むことで部屋を広くして、娘の承諾を得ました。

「居室には収納が必須」という考えを排除したことでこの案に辿り着きましたが、この切り替えができて本当に良かったと思います。やっぱりペニンシュラよりアイランドが断然良い!絶対的に動線が良いし、かっこいいです。
住んでみて、もしペニンシュラだったら不便だっただろうなというのを何度も実感しているので、絶対アイランドキッチンが使い勝手が良いと思っています!!

一方、収納を削られた娘の部屋。
ワードローブを置くことで収納量を確保し、組み込んだ廊下部分には壁面収納をつけることを前もって提案&約束して承諾を得ました。
娘が合意してくれたことで実現できたアイランドキッチンです。

リフォームは元ある形の中で限られた空間を仕切って作っていく家。どこかを優先すればどこかが犠牲になってしまいます。それでもなんとか融通をつけ、理想に近づけていく中で、私が選んだ選択肢が「廊下は作らない」でした。
ただしこれは住んでみて、良かったと思えていません。

総合的には満足のいく間取りに行き着いた

廊下というのはいろんなものから「区切る」役割を果たしていたんだということが、住んでみてわかりました。
どの部屋もリビング&キッチンに面している我が家は、常に人の気配がして、誰かがリビングで過ごしていればその物音や声は直に部屋に伝わってきます。つまり、落ち着かないんです。廊下っていうのはこういう役割を持っていたのかと、住んでみて痛感。盲点でした。

それでもやっぱり、限られた空間で作るにはこの間取り、この造りがベストだったという思いに変わりはありません。
そしてこの、理想に近づけるために融通していく作業がとっても楽しくて、提案と妥協を繰り返すうちにアイランドキッチンを実現したことが今回のリフォームの満足度を上げました。
粘って本当に良かったと感じています。

そうして出来上がった図面では、LDKは20畳超え。憧れのアイランドキッチン。そして私の個室にはウォークインクローゼット。結果的に欲しかったものがだいぶ揃っていることにとても嬉しくなりました。

業者も決まり、図面も完成。
いよいよ設備・内装選びが始まります!

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